GRUPPO UNIPOL本社

GRUPPO UNIPOL本社

ボローニャのUnipol本社のプロジェクトは、スターリングラード通りに面した1万平方メートルの土地で展開する変化に富んだもので、中心街と郊外地域の間の重心的な位置で郊外の始まりの部分全体の改造を意図する大規模なプロジェクトです。この地区に散在する建築的要素のまとめ役も兼ねて、ボローニャの造園建築事務所Frassinagodiciottoが緑地帯の設計を担当しました。この複雑で多様なコンテクストにおいて、高層建築による縦方向の要素の明確な律動性にうまく対置するソフトで曲線的なラインの有機的フォルムをつくる際に、緑地の空間はその設計ツールとなっています。屋上広場、アルド・モーロ通りに面した屋上庭園、本社入口にある屋内の緑の空間、そして建物の外のエリアといった、このプロジェクトが関与した主要な各所で、緑の空間が柔らかな感覚を呼び覚まします。

建築家 Frassinago
場所 ボローニャ
2013
写真提供 Giovanni De Sandre