2018年ミラノサローネ家具見本市

2018年ミラノサローネ家具見本市

De Castelliは、ミラノサローネで自社の多様な魂を表す3つのプロジェクトを掲げて出展します。プロジェクト全てに共通するのは、実験的研究、高度な職人技、技術的ノウハウです。展示ブースでは、工場で繰り広げられた研究から得た素材とテクノロジーを使って表現を行った若手デザイナーたちとのコラボレーションについて語られています。LucidiPevere、Martinelli Venezia Studio、Minelli Fossati、Zanellato/Bortottoらが、De Castelliの表面仕上げの特長を十分に生かし、幾何学的ラインや文字記号のようなモチーフで展開するアプローチで日用品をデザインしました。無駄のない原始的なフォルムが、主役の金属を引き立てています。プロジェクトの表現方法はさまざまですが、屋内のシーンを演出するという明確な役割は共通しています。ミラノの中心街にあるフラッグシップストアでは、Minelli FossatiのデザインによるテーブルROMAやZanellato/BortottoによるMAREAコレクションから選んだ数アイテムを展示し、ミラノサローネのブースで発表されたテーマの続編を語っています。インダストリアルなムードが漲るFabbrica Orobia 15の空間でPaola Lentiとのコラボレーションを展示するのは2年目ですが、ここでDe Castelliは虹色に変化する全く新しい特製の壁面仕上げを展開しながら、Paola Lentiの設計上のコンセプトをさまざまな形で表現しました。床、象嵌、補助的アイテムなど、すべてに表面が虹色に変化する特別なスチールの仕上げ材が使われており、それがTELAのボワズリー(2017年に発表されたもの)や、この会場専用につくられた酸化処理を施したスチールウールのような綿玉を縫い合わせた作品と入れ替わり立ち代わり登場します。

建築家 LucidiPevere, Martinelli Venezia Studio, Minelli Fossati, Zanellato/Bortotto
場所 ミラノ(イタリア)
2018